第22号(2016年秋号)

第22号(2016年秋号)

2016/10/11

angkor リオデジャネイロ五輪、開幕前は東京都知事の問題もあり、盛り上がりに欠けていましたが、始まってみるとメダルラッシュで、連日テレビでも大きく取り上げられていましたね。時間が経つのは早いもので、五輪が終わって、気づけばすっかり秋らしくなっていました。『ひねの通信』も今年最後の号です。

 それでは、『ひねの通信』第22号をご覧ください。今回は、topicの記事に合わせて、アンコールワットの写真にしてみました。

 

 

アンコールワットの街 カンボジア シェムリアップを訪れて

 

 9月15日~19日まで、シルバーウィークを利用してカンボジアのシェムリアップへ行ってきました。シェムリアップは、有名な世界遺産アンコールワットの観光拠点の町です。

 

 カンボジアといえば、ポルポトや地雷といった怖いイメージがあるかもしれませんが、2000年以降、外国人観光客が急速に増加し、観光業が国を支える大きな産業の1つとなっています。観光収入は、GDP比で15%程になるそうです(ちなみに日本は、0.5%に満たない程度)。

 

 カンボジアは、観光客の増加に後押しされるかたちでインフラ等の整備を進め、経済的にも発展してきた面があり、とくにシェムリアップはその傾向が強いと思います。

 

 私が初めてシェムリアップを訪れた2001年、統計によるとその年の観光客数は60.5万人です。それが2015年には、500万人近くにまで増えました。2001年以来何度か足を運んでいますが、行くたびに変化する街の様子に驚かされます。大きなホテルがどんどん建ち、車の交通量が増えて街中には信号ができ、道路の舗装も進みました。夜になると真っ暗で、開いている店もほとんどなかったのが、今ではレストランやバー、ナイトマーケットが夜中までやっています。大型スーパーやショッピングモールもできました。

 2001年の頃には、個人で連絡手段を持っていない人もいましたが、今では多くの人がスマートフォンを持ち、街の中心部ではfreeWiFiが飛び交っています。近隣の村に電気が通るようにもなりました。

 

 日本でバブル景気がはじけた頃、私はまだ子どもだったので、経済が「右肩上がり」というものを一度も実感したことがありません。ですから、カンボジアへ行くたびに、「祖父母や親の世代が肌で感じてきた経済成長っていうのは、こういうものだったんじゃないか」ということを考えます。

 

 カンボジアでもすべてが順調にいっているわけではありません。2015年は観光客数が減少に転じ、今年はまた盛り返しているようですが、観光関係の仕事につく人たちの体感では、「お客様が少ない。仕事がない。」そうです。農村部はまだまだ貧しかったり、政治的な問題も大きかったりします。それでも、来年は今年より良くなると信じられるような明るさやエネルギーを感じます。

 

 カンボジアは若者が多く、これからますます伸びていく国だと思います。この先どのように発展していくのか分かりませんが、これからも時々は訪ねて行って、パワーをもらってこようと思っています。

(税理士 塩見佳子)

 

 

最近よく聞くけど・・・クラウド会計って何?

 

 昨年あたりから、テレビCMやネット広告などで、「クラウド会計」という言葉を目にします。この「クラウド会計」とは、どのようなものなのでしょうか?

図1

 

 従来の会計ソフトは、例えば1つのパソコンにソフトをインストールし、そのパソコンで会計データの打ち込みや操作、保管をするイメージでした。

 「クラウド会計」では、会計データをインターネット上に保管し、インターネット上の会計ソフトを通して操作をします。インターネット環境があれば、いろいろな端末、場所から操作することができるものです。

 

merit

▶ パソコンなどの端末に、会計ソフトをインストールしなくてもいい

▶ 銀行やクレジットカード等の取引を自動取得(入力の手間やミスが少なくなる)

▶ ネット環境があればどこでも操作でき、複数の担当者で入力することもできる

 

 

demerit

▶ インターネット上にデータを保管するので、セキュリティが不安

▶ 通信環境によっては動作が遅くなる(ネット環境がなければそもそも使えない)

 

 メリットもデメリットもある「クラウド会計」。より詳しい内容に興味がございましたら、当事務所までご連絡ください。

 

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